1973-07-18 第71回国会 衆議院 法務委員会 第43号
あとで言いますけれども、山下馬吉さんなんというのは、終戦になった、降伏しようじゃないか。しかし陸軍大臣と天皇は何と言ったか。「生きて虜囚の辱を受けず」、生きて捕虜になるということは、逃亡よりも軍刑法で一番罪が重いのだ、虜囚になるなと言われたから、投降しようと司令官が連れていったときに、「生きて虜囚の辱めを受けず」というので私は逃げたというのです、投降はいやだから、捕虜になるのはいやだから。
あとで言いますけれども、山下馬吉さんなんというのは、終戦になった、降伏しようじゃないか。しかし陸軍大臣と天皇は何と言ったか。「生きて虜囚の辱を受けず」、生きて捕虜になるということは、逃亡よりも軍刑法で一番罪が重いのだ、虜囚になるなと言われたから、投降しようと司令官が連れていったときに、「生きて虜囚の辱めを受けず」というので私は逃げたというのです、投降はいやだから、捕虜になるのはいやだから。
ここで言えば、山下馬吉一等兵などという事件がある。もう時間がありませんからちょっとだけ申し上げますけれども、横井さんと同じです。この山下さんの場合、ちょっと読み上げましょうか。「「私は横井さんと同じように逃亡した。私は罪に問われ、今もその枷を背負っている」という人がいる。長崎県福江市の山下馬吉軍曹である。